今日は冬至
12月21日は「冬至」です。
連日お天気続き。
富士山に雪が降っても、
すぐに消えてしまいます。
しかし朝晩の冷え込みは激しく、
お風呂でゆっくり温まる時間は至福の時。
そして、
冬至といえば、やはり柚子湯!
※あの、甘く爽やかな香りに包まれてリラックスすると、様々な効果も期待できます。
<ゆず成分の有用性>
○ゆず湯は健康をもたらす
「もともとは冬至→湯治、ユズ→融通の語呂合わせから、
“湯治で融通よく”という意味を込め、
ゆず風呂の習慣が定着したようです。
※ゆずには、風邪予防や保湿の効果があるビタミンCや血流改善を促すヘスペリジンなどが含まれ、体に良いことは科学的にも証明されています。
ゆずの果皮にはビタミンCや
ヘスペリジンなどが多く含まれ、
香りも有効!
ゆず湯に入る際には、
皮に切り込みを入れたり、
輪切りや半分にカットしたほうが効果的なのだそうです。
<ゆずの効能>
○飲食物の消化吸収を助ける。
○切り傷を治す。
○熱や咳込みや嘔吐を鎮める。
○膀胱炎の諸症状や下痢をとめる。
○「精神を聡明にし寿命を延ばす」
※日本最古の医学書『医心方(いしんぼう)』の記述より
「ゆずの種を黒焼きにしたものを
煎じて飲むと体の痛みが和らぐ」
※(本草学の集大成書『本草綱目』)
ゆずは薬としての効能が民間に伝わり、
ゆず湯としても風邪の予防や
疲労回復等に用いられてきました。
<ゆずの種には抗アレルギー、抗酸化効果がある>
※「植物が紫外線や昆虫などから身を守るために作り出す化学成分をファイトケミカルと言い、人もそれを摂取することで老化やさまざまな病気のリスクを低下させることが期待されています。
<ゆずの種のオイル>
かゆみの原因となるヒスタミンの放出を抑える効果があることを解明し、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者さんに塗布することで有効性が実証されているそうです。
※活性酸素を消去する効果がある。
活性酸素に起因する疾患は
動脈硬化をはじめアルツハイマー型認知症、
皮膚の老化(シミ、ソバカスを含む)、
炎症など多種多様で、
活性酸素は全疾患の90%で発症に関与しているといわれます。(カプセル化したゆず種子オイルを摂取することで、これらの活性酸素がかかわる疾病予防も期待されているのです。)
この冬はゆずたっぷりのお風呂で
その効能に浸りましょう。
※高知大学医学部 高知馬路村ゆず健康講座の溝渕俊二特任教授による。(ウェザーニュースより)