12月の天体ショー
< 12月の天体ショー >
今月も流星群や月と惑星の接近、
惑星同士の大接近!が見られます。
暖かい日が続いていますが、
週明け以降には
冬型の気圧配置になり、
一番の寒気が流れ込む予報です。
ぐっと冷え込みますので、
寒さ対策をしっかりして
お楽しみ下さい。
[ 月と金星の大接近 ]
12月13日(日)の未明から明け方、
東南東から南東の低空で
非常に細い月と金星が大接近!
特に今回は月と金星が非常に近づき、一段と印象的な光景になります。
*空の低いところで見えますので、空の開けた場所での観測を!
次回の接近は、2021年1月12日(火)になります。
[ ふたご座流星群 ]
三大流星群の一つ「ふたご座流星群」は
12月14日(月)10時頃活動のピークを迎えます。
最も見頃は
13日(日)夜~14日(月)明け方。
ピーク前後の12日(土)夜や14日(月)夜も、
多いと一時間あたり20個の流星が観測できるそうです。
そして今年は15日(火)が新月のため
月明かりの影響がなく、
流星観測にはかなりの好条件!
空の暗い場所で観察すれば、
日付が14日(月)に変わる頃には
最大で1時間あたり
55個前後の流星が見られると
予想されています。
放射点のあるふたご座は、
空放射点が空高くに昇るにつれて流星の数も増えてきます。
空全体をぼんやり眺めるようにして流星観測をお楽しみください。
[ 月と木星・土星の接近 ]
日が沈んでから暗くなり始めた
南西の低空に、
木星と土星が寄り添うように輝きます。
17日(木)には
幻想的な細い月も加わり、
月・木星・土星の接近が見られます。
*日が沈んでから早めの時間帯にお楽しみください。
[ 木星と土星の大接近 ]
木星と土星が大接近して見えます。
最接近は21日(月)頃で、
約0.1度(満月の見かけ直径の約2割)まで近づく大接近となります。
*高倍率の天体望遠鏡でのぞくと同一視野に入るほどだそうです。
次回、これだけ近づくのは2080年になります。
日毎に距離を縮めていく木星と土星の様子を、ぜひご覧ください。
[ 月と火星の接近 ]
火星はお昼頃には空に昇っているので、
空が暗くなりはじめれば
姿を見ることができます。
12月23日(水)から24日(木)にかけては、
上弦を過ぎて満ちてきた月と火星が接近します。
*夕方帰宅時間頃、
空高く昇って見えますよ!
次回の接近は、2021年1月21日(木)になります。
- [ 12月の満月はコールドムーン ]
30日(水)12時28分に
満月を迎えます。
*12月は、「冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃」ということで名付けられています。
参照 ウェザーニュース