由比 薩埵峠より
<薩埵峠からの眺め>
ちょっと寄り道。
残念ながら、
有名な浮世絵のような
富士山の姿は 雲の中でした。
しかし
心地よい風、
海の青さが 印象的。
薩埵峠の駐車場の端には、
「薩た峠山之神遺跡」の石碑も。
*「山之神遺跡」というのは、
「鞍佐里神社」(静岡市清水区由比西倉沢)の旧社地。
[薩埵峠(サッタトウゲ)]
由比町と静岡市の境、駿河湾に突き出した山の裾にある峠。
歌川(安藤)広重の
東海道五十三次「由井」にも描かれており、昔は東海道の難所でした。
万葉集
『田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ ふじの高嶺に 雪は降りける 』を詠んだ場所とも
言われています。
そして昔は
東海道の難所でした。
現在は東海道本線、国道1号、
東名高速道路が峠の麓で重なり、
富士山を背景にした
写真撮影の名所として 知られています。
また現在、
薩埵峠の展望台には
ライブカメラや
通信アンテナなどがあり、
全景の富士山カメラと、
道路にズームされている
2つの道路カメラが配信され、
インターネットにて
24時間365日 !
いつでも楽しめるようになっています。
お試しください。
<名前の由来>
『駿河湾を枕に菩薩様が
寝ている様に見える場所』
なのだそうです。
また、
古くは磐城山と言われていましたが、
鎌倉時代に由比の倉沢で
網にかかった地蔵菩薩(薩埵地蔵)を祀った事が
名前の由来とされています。
〜現在の薩埵峠〜
浮世絵に出てくる
断崖絶壁は枇杷や蜜柑畑に。
安政東海大地震により
海岸線が隆起し通行可能になり、
JR東海道本線、
静清バイパスが整備されました。