【Q&A】 Q墓石の吸水率とは何ですか?
【A】
墓石の吸水率は、水の吸いやすさ吸いにくさのことで、墓石の硬度と密接な関係にあります。良い墓石というのは、硬度が高く、吸水率の低い石がよいとされております。石材店では、日々風雨にさらされる墓石は、耐久性に優れ劣化が起こりにくい(=硬くて吸水率が低い)御影石を使うことを薦めています。
吸水率が低ければ低いほど良いというのは、墓石は風雨にさらされているため、石の中に水分が浸透すると、ツヤ落ち、色落ちなどの経年劣化の原因となります。水が浸透しやすいというのは、表面から内部へ通じる空孔がありそこに水が浸透しているということでもあります。そのような空孔が多いものと、組織が詰まって密度が高いものとなると、硬度にも影響が出ます。硬度と吸水率は、日々風雨にさらされる墓石では、どちらも必要不可欠な条件であるといえます。
墓石として人気が高い御影石は、硬度も高く、吸水率も低い石材です。御影石は国内産もありますし海外産も多く価格も様々です。その中でも人気のある石種や生産量の少ない石は価格があがります。そのため、全ての御影石が、値段が高い=高度が高く吸水率が低い、ではない場合がありますので、石材店に詳しく尋ねてみると良いと思います。
墓石の吸水の様子
吸水実験の様子