お墓参り・ミニ塔婆
本日も秋晴れ!気温は30度を超え真夏日になり、熱中症注意ですね。それでも日陰に入れば吹く風も心地よく、秋の気配を感じます。
< お墓参り・ミニ塔婆 >
さて、お盆・秋のお彼岸にはたくさんの方が、ご先祖のご供養にお出かけになったようです。
何故それを知ることができるのか?と申しますと…
富士・富士宮地区には、他では類を見ない「ミニ塔婆」というものがあるからです。
富士市、富士宮市独特のお墓参りの習慣として、お参りする方が持っていきます。その名の通り短い塔婆で長さは1尺5寸、約40センチです。自分の家のお墓、親戚や知人のお墓などに持ってお参りします。仏花などと同様に追善供養の心を表すとともに、お墓参りをした名刺代わりです。供えられた塔婆を見て、どなたがお墓参りに来てくださったのか知る事ができるわけです。(※塔婆の形状は一般的に五輪付の板塔婆です。塔婆に刻まれた五輪は上から、空、風、火、水、地を表しており、五輪塔と同じく塔婆は「建てる」というそうですよ。)