お墓の建て替え(石塔組み上げ)
「囲い」「土台」が完成し、中央に石塔を組み上げ完成いたしました。
今回のお墓の建て替え工事では、前回の基礎工事でも少し触れましたが、施主様との打ち合わせにおいて全てを新しくするのではなく、石塔を磨き直して新たに字掘りを行いました。
石は金属・コンクリート・木材に比べて劣化の少ない素材です。
お墓に石が使われるのもそこが最大の利点だと思います。
しかしながら、何十年と風雨に晒されていくうちに劣化は起こりますし、石の種類によってはそのスピードの違いも大きいのです。
今回の石塔は「万成(万成り)石」という種類でブランド化されている日本の銘石。(「桜御影」とも称されピンク系。)
この石は国産石材の中でも硬い石として知られていますし、今回の石塔は通常サイズよりひとまわりほど大きいものでしたので、磨き直すことで今までの想いも引き継ぐこの加工をお勧めいたしました。やはり経年劣化による変色なども見られますが、それらも歴史を感じる味わいのひとつでしょう。先祖代々の想いも引き継ぐ事が出来ることも特に喜んでいただけました。(主な産地・特徴など石についての詳しい説明は、別のコーナー、ホームページ上にて。)
万成石
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