東山寺 『巨大鬼瓦』との出会い
< 東山寺 鬼瓦 >
先日、由比の東山寺さんを訪れてきました。
そこの山門の先で、
大きな鬼瓦に出会いました。
ご住職さんによれば、
その大きさ・重量ゆえ
今後も継続するには 屋の負担が大きい為、
葺き替え時に 下ろす事になったそうです。
以前屋根にあった姿を知らず
現在の鬼瓦との対比も ピンと来ないのですが、
間近で見るその大きさに圧倒されます。
※現在の鬼瓦
さて、
< 鬼瓦 とは?>
和式建築物の棟(大棟、隅棟、降り棟など)の端などに
設置される板状の瓦の総称で、
厄除けと装飾を目的とした役瓦の一つ。
棟の末端に付ける雨仕舞いの役割を兼ねた装飾瓦で、
同様の役割を持つ植物性や石金属などの材料で
葺かれた屋根に用いられるものを
「鬼板(おにいた)」というが、
鬼面が彫刻されていない鬼瓦も鬼板という。
一般的に鬼瓦といえば、
鬼面の有無にかかわらず
棟瓦の端部に付けられた役瓦のことをいう。
ルーツは パルミラにて入口の上に
メドューサを厄除けとして設置していた文化(ゴルゴネイオン)が
シルクロード経由で中国に伝来。
日本では奈良時代に
唐文化を積極的に取り入れだした頃、
急速に全国に普及。
古くは日本では蓮の文様が多かったが、
奈良時代以降は鬼面(きめん)が主流になったため、
鬼瓦と呼ばれるようになった。 (ウキペアより)
※東山寺さんの屋根には、
他にもたくさんの鬼瓦が据えられています。
場所により違いますので、
屋根を見上げてみて下さい。(鯱鉾もあります。)
先代の大きな鬼瓦の実際の大きさは是非、
間近での確認がお勧めです。